匿名さん 2019-08-08 20:52:37 |
通報 |
( ゆっくりと歩き出すこの道は何ら変わりなく、それでも一人でないことが特別感を感じさせる。さわさわと風に揺れる木々の音が、繋いだ手から伝わる体温が。そのひとつひとつが大切なもののように思えて自然と頬が緩んで。こうしていられることで得られる幸せを彼女も感じてくれているだろうか。ふと彼女へと視線を向ければ同じような表情をしているのがわかり、そのことがとても嬉しい。両想いでいられているのだと実感できるから。彼女の言葉に更に緩みそうになる表情を引き締めつつ、問い掛けを。無論彼女とならば何処へ行くのでも、出掛けないのでさえも楽しいことに変わりはないのだが。甘えるような動作に応えるようそっと髪を撫でてやり。愛らしい彼女を独り占めできる、可愛い姿を他に見せたくない。とことん思考が似ているのだろう、それも愛しく、土曜への想像を膨らめて )
そうだな、俺も楽しみだ。何処に行きたい?
トピック検索 |