匿名さん 2019-08-08 20:52:37 |
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私から誘うつもりだったのに紫に先に誘われちゃった
( さらりと流れる黒髪を耳にかけ直すのは心を落ち着かせるための行為のひとつ。相手と話せば話すほど募る想いを溢れさせて相手が困ってしまわないように、相手に拒否の視線を向けられたらそれだけで自分は壊れてしまうに違いない。たった一言で、自分が示した店と相手が示した店が同じなのだということを察してくれたことが嬉しくて零れそうになる笑みを何とか抑える。自然さを無くさないようにそれでも少しだけ特別感を加えたくて困ったように笑いながら言葉を紡いで。手伝ってもらうたびに、お礼を言っては同じ言葉が返ってくるのはわかっている。だが、それでも言わずにはいられないのは自分に対して線を実感したいから。相手の言葉はいとも簡単に自分の胸に突き刺さり抜けない。あくまでも、幼馴染であり尚且つ部員の皆を知っているから手伝ってくれてるだけのことで、そこに他意は無いのだと改めて実感することで改めて自分で自分に線を引ける。そう思いながら何とか笑みを繕えば半分本音を、半分は嘘を言の葉で包んで )
本当に助かってる。紫がいると捗るし……澤村たちもきっと感謝してるよ
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