魔族の王は謎がお好き

お待たせしました。私のことですよね。えっと――


名前――フィア
年齢――16
性別―― 女
容姿―― 背中の中ほどまで伸びた栗色の髪を三つ編みのハーフアップに纏めている。たれ目がちな目は桃色。幼げな整った顔立ち。白いレースのシンプルなワンピースに茶色の革ブーツ。黒い二―ハイソックスを着用。156cm程の身長で女性らしいシルエットの身体つき。少々青白い肌を持つ。
伽羅――助手二号
経歴―― 元々はとある村に住むただの人間の少女だったが、自身の持つ魔力の量が魔族やそれ以上の可能性があるとして人間からは利用されそうになり、魔物からは御馳走として追われることになる。そんな折、魔王様から人の下で道具として生きるか、魔物の下で人として飼われるかという選択肢に、後者を選んだ。魔力供給のために魔王様へと血を捧げているが、悪い待遇は受けておらず優遇されている模様。お人好しで貧乏性なため、現在住んでいる城や自室の広さには未だ慣れない。戦闘能力や推理力は無いため、武器など所持はせず、またお茶汲みや案内係を任される。魔王様の計らいで血を捧げる代わり魔物には襲われず、人からも守られる代わりに、城の外へと自由に行き来出来ない。


と、まあ、こんな感じです。
あ、そろそろお話しても大丈夫ですよ。近くに魔物はいなくなったみたいです。
それでは、改めまして。
貴方はどちら様でしょう？


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