AB型 2019-08-08 01:31:39 |
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>>275 晃太
───ッぅ、……大、丈夫。…!? わ、悪い…俺よりお前のが…
(倒れそうになった瞬間衝撃に備えて目を瞑ってしまうも感じたのは固くて冷たい地面ではなく温かいぬくもり。だが次の瞬間身体ごと洗濯機に放り込まれたような衝撃に襲われぐるぐる視界が反転し、ドンッと鈍い音を立ててそれは止まり。暫く動くことが出来なかったが揺れたわりに身体への負担はそれほど感じられず薄っすら目を開けて。次に聞こえて来た相手の声はどこか掠れているように感じつつ、大丈夫だと答えては思考も回り始め漸く状況を把握してきて。衝撃が軽かったはず、全部彼が身を挺して庇ってくれたのだから。相手の上に乗っかっているのに気付くと慌てて彼の上から退いて狼狽えながら何処か痛めてないか怪我をしてないかを目視で確認する。レインコートは泥だらけで服の下も擦り傷があるかもしれない。それにドンッというあの鈍い音。どこか打ったのではないか、下手したら骨折してないかと眉下げて顔を覗き「ど、どこか、痛む場所は?隠さないでちゃんと言えよ。」と動揺隠せないまま問いつつ相手の頬につく泥汚れを濡れた手で拭ってやり真剣な瞳を向けて)
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