AB型 2019-08-08 01:31:39 |
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>>2716 晃太
…っ…晃太、
(彼は此方の意図をすぐに察してくれて手を握ってくれる。絡まる指先に先程目隠しをされて彼以外に手を握られた時の不安感が一気に引いていき胸が熱くなり愛おしさも増して。やはり彼の手は落ち着く。そう思っていれば指先に口付けられて、柔らかな薄い唇が当たる度に指先を震わせて薄っすらと頬を染めて。「ありがと、割引券も貰ったしこれ使ってどこか食べに行こうか。」割引券をポケットにしまい、絡まる指先は繋いだままギュッと握り直すと昼食の場所を探そうと微笑み掛ける。そして彼の手を引き歩みを進めようとしたまさにその時、奥の道から砂煙を巻き立て此方に猛突進してくる人の群衆が。どうやら道の先で何かのタイムセールが行われるようでその店に向かって爆走している模様。「…っ!」人が集まることで大型トラックさながらの勢いに、突然だったこともあり驚いて咄嗟に彼に身を寄せて道の端へ避けようとするが、まるで川の濁流に飲み込まれるかの如く人の波に引きずり込まれて彼と繋いだ手が離れそうになる。冷静に考えれば手が離れてもスマホがあるのですぐに合流出来るのだが必死に腕を伸ばして彼の手を掴もうと。それでも無情に指先が離れていって「…晃太!」と思わず叫んでいて)
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