AB型 2019-08-08 01:31:39 |
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>>270 駿さん
…あ…駿…さん…ッ…ご…めんなさい…俺…ッ…。
(一瞬で恐怖に呑まれ周りが見えなくなった。暗い世界に自分が一人だけになったような感覚に益々体は震えたが聞こえてきた自身を呼ぶ声。聞き間違えるはずない愛しい人の声にゆっくりと視界が戻っていく。目の前にいた彼の姿にその名前を呼ぶも先程よりも降りつける強雨に全身ずぶ濡れになっているのを見ては目を見開き、自分のせいだと謝って。ふと着た覚えのないレインコートに全身包み込まれているのに気づくと相手が濡れている理由が一瞬にしてわかり、今更レインコートを着ても無意味なほど濡れてしまっている相手に悲痛な声で何度も謝罪して。「雨…宿り…出来る所、探しましょう…早く…探して…探さないと…」山の気候は過ごしやすい反面、濡れたりして体温を冷やせばその体はより冷えていく。自分のせいともあれば早く雨風凌げる場所に移動して着替えたりタオルで拭いたり火を興せるなら温めないといけない。いつまでも震えている場合ではないと己を奮い立たせ青ざめた表情のまま辺りを探して)
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