AB型 2019-08-08 01:31:39 |
通報 |
>>2626 晃太
あ……、ありがとう。
(お腹が鳴っても揶揄ったりせずに柔らかく笑う彼の笑顔にドキドキしながらシャンプーボトルと引き換えに渡されたおにぎりと卵焼きが乗った皿を受け取る。また名前を呼ばれかけた気がして気のせいだろうと思いつつ箸も受け取って、色々と気遣って貰うのに恐縮しながら先にソファに座らせて貰って。ただ先に食べるのは忍びなく彼がガーゼを手に戻ってくるまでは座ったままで、食べるように言って貰えたところで折角作って貰ったものを冷ますのも悪いかと手を合わせて箸を手にして。彼が丁寧にカーゼを張り替えて包帯を巻いてくれる中、まずは卵焼きに箸を伸ばす。一口サイズに箸で切ってからぱくりと頬張っては口内でふわりと解ける丁度いい甘さに頬を緩ませて。同時にまた少しだけ頭の奥が鈍く痛む感覚がして何か一歩思い出すところまで行くも思い出せずにこくりと卵焼きを飲み込み。「美味しい……、あ…ありがとう。すごい綺麗に巻けてるな。…山田も座って食べよう。一緒に食べてくれると落ち着く。」思わずほうと息を吐きながら“美味しい”と零したところで、彼も包帯を巻き終えた様子。お礼を言いつつ片手で具合を確かめると看護師が巻いてくれたのを寸分違わない出来栄えと違和感の無さに感嘆の声を漏らし。そして彼にも食べて貰おうとほぼ無意識に迎えのソファではなく隣の空いたスペースをぽんぽんと叩いて彼も一緒にと微笑んで)
トピック検索 |