BL 血液型擬人化（人数制限あり）

>>149　山田

……山田？

（いつもの表情に戻り少し子供っぽく唇を尖らせる彼にホッとして内心胸を撫で下ろしたのも束の間、窓の外の暗雲を見た彼の表情が陰りその手が微かに震え出したのを見逃すはずもなく…。彼の中で抱える何か、踏み込んではいけない一線。さっきまで近づくことを躊躇していたのに彼の歌を聞いた時と似た感情が沸き起こり、守りたいと。普段笑顔の彼がその下に隠す何かに寄り添えたらと…ほぼ衝動的にその震える手に手を伸ばそうとするもその手に触れる前に彼が口を開けば、指先をピクリと震わせ我に返ったように引っ込ませ「あ、ああ。…そうだな。」短く返事をしながら内心自分は何をしてるのだと反省する。相手にだって踏み込まれたくない一線はあるはずなのに…。でもいつか…と椅子に座り直しギターを手にすると相手の奏でるベース音を優しく包むようにそれでもその音色を邪魔しない…自分の感情を音に乗せるように弦を指で弾いていきつつ、一緒に歌うことで彼の気持ちが少しでも和らげばとアイコンタクトで先に歌うよう促して）