屋敷の吸血鬼 2019-08-05 12:21:26 |
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(街での記憶を最後に遠のいていた意識が戻り一番初めに目にしたものは広過ぎる程の空間、赤いベルベット調の絨毯、そして端麗な装飾が施された階段の手摺。見慣れない様子に困惑を覚えながら硬い床から鈍い痛みを微かに感じつつ体を起こし。それと同時に脚のナイフホルスターへと片手を持っていき、そこに普段通りの固さを確認し、そこから手を離すことなく周囲の様子をじっと観察するように視線を動かし。階段の上段の方に座る男の姿を視界へと捉えればホルスターから愛用のナイフを取り出し、その先端を相手の方へと向け。睨みつけるような、冷ややかな視線を送り。目視する限り、先刻最後に確認した人物と寸分違わぬ格好をしているように思えば眉根を顰め)
──アンタ、さっきの吸血鬼か。俺をこんな所まで連れて来てどうするつもりだ。
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質問の回答有難うな。街に云々ッてのは流れ次第になるだろうが、体を動かせる場があるッてのは助かるな。開始の場面が既に屋敷に到着してたから、俺も目を覚ます場面から回させてもらった。ロルは基本的にこの程度の長さか、もう少し長いかのどちらかだと思ってくれて構わない。閉鎖的空間なんだ、ある程度風景の説明や心情が多くなる事は容認して貰いたい。
あァ、俺も何かあった場合は都度声を掛けるようにするし、アンタも遠慮なく声掛けてくれ。俺でも背後でも引っ張り出してくれりゃァ、展開然り話し合いは出来るはずだ。
それじゃあ、俺も一旦失礼させてもらう。最後に改めてになるがこれから宜しく頼む。
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