屋敷の吸血鬼 2019-08-05 12:21:26 |
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まぁそう焦るな。これでもお前は大事なお客様、お望み通りちゃんと説明はしてやろう。知っての通り我ら吸血鬼とお前たち人間は大局的に見れば敵対関係にある。私たちの極上の食事がお前たち人間の血となれば、中途半端に頭脳を持つお前たちが反感を持つのも当然だ。そんな中私は人間を殺しはせず干渉もほとんどせずで過ごしてきたわけだが…事情が変わってな、この先お前たちと共存すべきか、それとも皆殺しにするか…決めなければならなくなった
(困惑を隠し敵意をこちらに向ける相手の様に肩を竦めるもその顔は楽しげだ。とって喰おうという訳でもないのに、情報を制御してやるだけでこんなにも人は混乱する。こちらを近づけさせぬオーラを放つ相手へ無遠慮に階段を1歩、また1歩と降りていく。2人の距離を強制的に詰めながら今度は順を追って説明をしてやった。最後に階段を降りきると同時、また両手を広げ理不尽な一言を添える)
だから私はサンプルもとい物差しを用意して人間を裁定することにした!その物差しこそ…お前だ
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