東谷准太 2019-08-03 17:29:37 |
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…チュ、チュン太くん…?またなんかブラック化してない…?お、俺…言わなかったかなぁ…?忘れちゃった…?こう言うのは小出しにって…ひぃっ…?!
(お互いに忙しくここ最近ろくに会えなかった。あいつ…電話もしてこないで…と腹が立ちながら仕事終わりにスタジオを後にして駐車場を歩きながら自分を待つ佐々木さんの車へと足を向けていたのだが…急に名前を呼ばれ、“お疲れ様です”との声が聞こえて。その忘れるはずのない声にトクンッと心臓は跳ねる。しかしいつもの明るいものではなく何かを押し殺したような低い声にびくりと肩も同時に跳ねて。やや強引に腕を掴まれ助手席へと押し込まれ、あれよあれよと言う間に車は走り出す。隣でゴリゴリとフリスクを噛む彼の様子に言い知れぬ恐怖を感じているも車は人気のない廃工場へ…。車は停止しエンジンが切られれば堪らずに震える声で彼に声をかける。なんかデジャブ感が半端ない。しかしそんな自分の言葉を他所に座席ごと後ろへ倒されては悲鳴に似た声を上げて。“すみません…また我慢しちゃって…高人さん不足で爆発しちゃいました…抱かせて下さい…”欲望滲む余裕のない瞳から目を逸らせずにそんな彼の言葉に怒りやら恐怖やらが混ざり合いきゅうっと胸が締め付けられて顔が熱くなる。「…っ…馬鹿チュン太…小出しにっつっただろ…ほんとバーカ…バカ……ったく…今回だけだからな…?マジで次はないからな?ありがたく思えよ?こんなこと許すの…俺はお前だけなんだからな…!わかってんのかっ!?」悪態を矢継ぎ早に紡ぎながらもぎゃいぎゃい人差し指を上下させ指差し恩着せがましくそう捲し立てて。自分の言葉にぱあぁっと表情を明るくさせ微笑む彼の背に見えたのは天使の羽が舞い上がるところ。気づけば唇は塞がれ角度を変え舌が口腔へと入り込んできて上顎や下顎を掠めていき舌を包み込まれて吸われては瞳を潤ませ鼻にかかるような声を漏らし、表情をトロンと蕩けさせおずおずと彼の首へと腕を回してきゅっと抱き寄せて)
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