すみれ (撫子の背中を見送りながら、絞めつけられるように痛む胸をぎゅっとおさえて 何度か深く呼吸をして、ほんの少し気持ちを落ち着かせると撫子のあとを追って園内に戻って) あー! さくらちゃんのママ、もどってきたよ! (うたの時間が終わってもなかなか戻ってこないふたりを心配して、桜と手を握りあって待っていたけれど 撫子を見つけて指差しながら桜に呼びかけて)