穿つ牙【３Ｌ／吸血鬼×人間】

【プロフィール（吸血鬼）】

「あぁイヤだ、イヤだ。俺は元老院の務めを十二分に果たしてやっているというのに、長生きな方々は過激で困る。俺は人間ってのをそこまで嫌っちゃいない。だから……失望させるなよ？」

名前／ 藤原 誠也
読み／ ふじわら せいや
年齢／約200歳 外見20代前半
性別／ 男
種族／ 吸血鬼
階級／貴族 元老院所属
能力／影
自身の影を質量あるものとして自在に操ることができる。自分の影が他の影と繋がればその影も操ることができ、当然暗い場所では有利。逆に明るい場所では自分の影しか使えない。
性格／ いつでもどこか芝居がかっている真意の掴めない人物。嫌味を言ったと思えば的確な真実を伝えたりと他人に対する態度は常に虚ろっており、それが不気味だと思う人間も。基本的に面倒事は嫌いであり｢イヤだ、イヤだ｣が口癖だが、根は責任感が強く、結局最後までやり遂げる隠れた苦労人、そして損する人物。それなりの人情も持ち合わせているが、なかなかそれが他人に伝わることはない。他人を翻弄する様が芝居のようで好きと豪語する性悪。
容姿／身長181cm、スマートな体型で筋肉はきっちりついている。肌は白く陶器のよう。黒髪のミディアムストレートヘアだが、前髪右側の一部が白髪になっている。目は切れ長で唇は薄く、意味ありげに笑う姿が様になる。吸血鬼らしく整った顔だが性格も相まってか冷たい印象を与える顔つき。服装はスーツスタイルであることが多く、白シャツに黒のズボン、金ボタンがあしらわれた黒ベストを着用し上から黒の外套を羽織るのが基本。
備考／
藤原家の長子。父から受け継いだ元老院の座をイヤだと言いながら務めている。藤原家は元来人間に対して過激な思想を持ち、今回の事件を気に元老院に人間を排除するよう持ちかけることを命令されるが丸きり無視している。誠也自身は人間に対してまだその実力や真価を見極め切れていない、と静観の姿勢をとっており、とりあえずは共存の道を歩む穏健派として元老院に座している。
ロルテ／
──まったく、今日も退屈で、不毛で面倒な井戸端会議だった
(人がほとんどいない夜の道を歩きながら誰に言うでもなく一人言葉をこぼす。今は元老院での緊急会議が終わったあと。先日起きた連続殺人事件についての意見が交わされた会議だったが、何一つ進展はなかった。分からない、確認できていない、調査が必要…そんな言葉を繰り返すだけのつまらない会議だった。実の所、誠也は今回の事件の犯人の正体にさほど興味はない。彼が興味を惹かれているのはこの事件を受けて動くであろう人間の方だった。彼らが何を口にしどんな行動を取るのか…それは今後自分が彼らに対してどう接するかを裁定する材料になるのだから。自然と口元がにやける。これから起ころうとしている波乱を、誠也は誰よりも待ち望んでいた)

(/和名推奨がすっかり頭から抜け落ちておりました…失礼いたしました。こちらでよろしいでしょうか？)