黒い猫 2019-07-28 21:21:17 |
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許しを乞うなんて、そんなの必要ないだろ…?俺とアンタは此れから…ッ、て!…なぁ!アンタ。永遠の愛には興味はねェか?
(意外にも、此方の返答には如何にも人らしい反応を見せた彼。狂気の塊だった筈の彼にもその様な一面が残されていると言う事に興味は唆られるばかりで、思わず?を緩め口角を上げて。しかし彼が狂人である事に変わりは無い様で、1人思案を終えては突然ナイフを振り上げられる。人気の無い此処で助けが来る可能性など皆無であり、咄嗟に一歩足を引き身構えるも、最早この距離では逃げられない。そう脳内で悟るも、彼にこのまま殺られるのは酷く惜しく、もっと彼と言葉を交わし彼の脳内を、その思考を覗いてみたい。こんな状況となっては此れが最後のチャンスだと覚悟決めて口を開いては、必死に、然し何処か可笑しそうに上記を告げて。此処で彼の心に声が届かぬようならもう終わりだ。真意の掴めない彼の心にどうか己の発言が届きます様にと祈りつつ後を押すように、『俺を生かしてさえくれれば、アンタを一生愛す事を約束して遣るよ。記憶の中だけじゃねェ。目の前で俺がお前に「アイ」を見せ、感じさせて遣る』と。口早にそう言えばそれ以上の抵抗はもう出来ない。後は最早神頼みであり、死への鱗片も感じつつ展開に希望を抱きスッと瞳を閉じて。)
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