吸血鬼さん 2019-07-26 15:30:39 |
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有り難う、吸血鬼さん。こんな感じで書いてみたんだけど、どうかな?もし変だとか合わないだとか感じたら断ってくれても大丈夫だから、確認してくれる?じゃあ、アニータ絡めるの楽しみにしてるね!
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(此処にいるのもどうやらもう限界のようだ。ずっと誰にも見られぬよう、平穏に暮らせるようにと森の中で過ごしてきた。人里離れた場所であれば、苦労せずに生きていけるだろうと思ったから。だが、それは間違いであった。以前道に迷った人間を匿ってあげたというだけで、あらぬ噂が流れることとなった。それからは所謂野次馬の人間が尋ねてくるのだ。ドンドン、扉の叩く音が。出てこい、と聞こえる声が。どうして、と心の中で何度も問い掛けたのだ。だって、私は眼がひとつないだけ。それだってちゃんと眼帯で隠している。それなのに、どうして。____否、答えはもう出ているもの。この白い髪が、肌が、周りと違うから。人間と同じ身なりだったのなら幸せに暮らせたのだろうか。そんなことだって何度も考えた。でも、そうなれたとしてもこんな侮辱しかできない無能な人間と共に生きていくのは無理だろう。そこで耳にしたのは怪物のみが暮らす館があるという噂だった。人間たちは信用ならない。だからといってこのままの生活には耐えられそうにない。"怪物"としての勘がその噂が本当であると感じさせた。きっと此方へと進んでいけば、その屋敷はあるはずだ。そうして歩みを進めた先、大きな屋敷が目の前に現れた。嗚呼、きっと此処に違いない。期待に胸を膨らませ、コンコンと扉を叩いて声を掛け)……あの、入居者希望の者なんですが、どなたかいらっしゃいますか?
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