匿名 2019-07-21 20:19:34 |
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(慌てる自分を宥め世話を焼いてくれる彼の姿は、鬼の妹を持つ同期の少年を連想させて。丁度団子が出来た様で、ありがとうございます、とお礼を言い彼から団子の皿を受け取る。もし俺に血の繋がった兄が居たらこんな感じだったのだろうか、そんな事を空想しながら団子を口に運んで。考え事をしていたせいか、彼が取ってくれた事でやっとみたらし団子のたれが口についていた事に気が付く。もう十六になるのに、と恥ずかしさで消えてしまいたくなりながらも、もう一本差し出されたみたらし団子を有り難く受け取って。今度は口の端にあまり付かないように気を付けながら団子を口にする。「すみませ、ありがとうございます。団子、美味しいで……ぎゃあ!!!」言葉を言い切る前に馴染みのある鴉の声が響けば、彼と同じタイミングで悲鳴を上げて。「…え、任務…?無理無理無理!!!だって、柱の天月さんの所に来た任務だもん、絶対馬鹿みたいに強い鬼がいるに決まってる…!!死ぬ!!」首が取れそうな程、ぶんぶんと左右に振る。暇…そういえば、なんで町まで来たかってしのぶさんのお使いだったっけ…短時間で色々あってつい忘れてた。しかし甘味を奢ってくれた上に彼の自分の分まで己に譲ってくれた手前、断るのは少し気が引ける。もしこれが別の柱(特に音柱)だったら絶対断るが、優しい音のする彼だからかきっぱり断るという選択が出来ず。なら、彼に幻滅して貰って寧ろあっちから願い下げでっていう形で断って貰おう、それだ。俺はあの慈悲深い竈門炭治郎までもをドン引きさせたんだ、いける。椅子に座ったまま、前に立つ彼の腰にがっしり両腕を回し抱き着く様に引っ付いて。「俺なんか居ても役に立たないし、寧ろ荷物ですけど!!天月さんが俺からずっと離れないで居てくれるなら行きます!!」それから顔を上げ、彼と目を合わせれば前記の情け無い台詞を吐いて。うん、これで幻滅だ。台詞と同様、何とも情けない自信を抱いて。)
(/何度も上げて頂きすみません…!!お待たせしました!此方上手く展開を進められなくて困っていたので本当に有難い限りです!善逸君が自分から行きます!と言ってるのが想像付かなかったのでこんな面倒くさい形に…申し訳ありませんが連れ出してやって下さいませ…!)
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