匿名 2019-07-21 20:19:34 |
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…うんうん。だから君は泣き顔より笑顔の方が似合うよ、よしじゃあ…いこ、へッ!?嗚呼服ねだ、大丈夫だから!態々洗わなくても俺気にしてないし…その、ダメだよ勿体ない。
(咄嗟に引っ張られた裾を反対の方向に引っ張るようにして、取られまいと力を込めた。洗う?この唯の羽織だったものが我妻善逸の体液を染み込ませたことによりもはや日輪刀より大切なモノへと変化したというのに、それを無駄にすることなんてこの我妻愛に反する行為だ。本人を目の前に葛藤するや否や最後に出てきた勿体ない発言は気づいていないことを願って、話しをすりかえる為に早足で手を取り歩き出した。人が多く交差する大通りの間を縫い目を辿るようにするりとくぐれば、昼前だからだろうかむだ席の空きがある店へと辿り着いたのだ。よかった…この地図役に立ったな。幼児の落書きにも見える幼稚な紙屑はくしゃりと丸め外に隣接する席へと2人で腰がけると、「さぁ、俺が奢ってあげるから好きなのを注文するといい。我妻君は甘い物好きだったよね!蝶屋敷で饅頭盗んでたし…、」にっこりと笑顔を向け、漫画でみた彼の可愛さを噛み締めた。修行中に饅頭を無断で盗む癒しさのギャップでどれだけ甘いものを貢ぎたいと心から願ったことか…!隣に座った彼に冗談半分で言葉を掛けたが、自身の迂闊さに奥歯を噛み締める。…八ッ!?しまった!蝶屋敷の事とか俺が知ってちゃおかしいのか!!必死に口を抑え込むがもう遅い、出てしまった言葉はもう彼の耳へと届いているのだから。)
(/ひぃぃ。なんともお優しいお言葉、こんな不甲斐ない主ですが何卒よろしくお願いします(泣))
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