少女A 2019-07-21 05:12:53 |
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……?
(更に傾きはきつくなっていきもう建て直せないと判断した体は本能で目を閉じる。妙にふわふわとしたやけに長く感じた落下の後激しい衝撃と痛みが体に伝わる。はずなのだが衝撃は来たものの予想の何倍も弱く痛みもほとんど感じることなく、不思議と温かみが体を包んでいる。気絶した感覚はこれか、と一瞬考えたが力ない声が耳に入るとはっと目を開ける。)
ひゃっ!?なっ、あなたは…!っ、ご、ごめんなさい…!大丈夫!?
(その眼前には肌色が目に入りだんだんとピントがあいはじめ、それが人の顔だとわかると同時に驚きの声が漏れ体を起こす。しかもその顔が見知った顔で、昨日の彼だとわかるとさらに驚愕し目を見開く。自分の体が彼の体の上にあること、そして苦痛に歪んだ彼の表情ともろもろを目が捉えるとようやく状況を飲み込むことができ、体から降りることも忘れ普段は見られないひどく慌てた様子で顔を覗きこむ。)
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