えぇ?もう、けち~…(掴まれた手のひらに視線を寄越し、軽く頬を膨らませるものの相手の体温が確かに伝わるその個所に微妙な満足感を覚えて。唇を尖らせつつ、渋々といった様子ではあるが洗面台によろよろ足を運び、ぴちゃぴちゃと軽快な音を立てて前髪ごと顔を洗って遣り。いささかすっきりした顔をして再度彼のもとへ帰ると、背後から胴に腕を回して駄菓子を強請るように見上げ)