スレ主 2019-07-04 19:02:31 |
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「…っとぉ…良し、異常なし。」
朝日が生い茂る草木の間をするりと抜けてぱっと少女を照らしている。
時間は早朝、まだ薄暗さも感じる午前。
その中でぱらぱらと音を立てて瓦礫の破片が落ちていく小さめなコンクリート山のてっぺんから飛び降り、着地しながら。
少女の身の回りには誰も居ない。
生きた屍も、人間も。
人と未だ遭遇すること無く、生存者や感染者を発見する為に欠かさず行っている見回りだ。
…多分此処がラストだろう。
異常が無いことを確認し歩きだそうとした時、足元に転がる岩石につまづき
「うわぁッ」とばたんと仰向けに倒れながら叫び。
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