匿名さん 2019-06-10 15:59:22 |
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( 花火大会 )
君の方が綺麗だね、…なんて言ってほしいの?はは、笑える。
( 人込みから逃れ、屋台の光からも遠ざかり二人で歩いて辿り着いた川沿いの坂道。二人で腰かけ、やや小さく、しかし確かに美しく咲き誇る空の花を二人でぼんやりと見上げながらぽつりと漏れた言葉。ぽかんと呆けたように此方を見る彼女、可愛らしいそのアホ面に思わず笑いを漏らしながらいつものように軽口を叩いてやり。きっとこの軽口で彼女は機嫌を損ねるだろうから、一応のフォローも兼ねて、そしてバカにする意味も兼ねて、彼女の可愛らしくセットされた髪の毛を優しく撫でてやり。辺りが暗闇に包まれているからだろうか、それとも美しい花火に照らされているからだろうか、それとも、久しく二人きりになったからだろうか。彼女のどんな表情もやたら愛らしく見え、どんな動作も愛しく見えてしまうのだから、自分だけ彼女にゾッコンな気がして憎たらしい。──いつもはこのような事はしないのだが。彼女だけに振り回されるのもシャクだ、と。ふふ、いつもは見せないとびきりに優しい笑みでも浮かべて見せて、君を見つめて一言。 )
馬鹿な君。君はいつでも綺麗だよ。僕だけの、可愛い君。
( 頬の赤みは、花火の光で誤魔化して。 )
(/久々のロル、楽しく回させていただきました。お題ありがとうございました!NLでもBLでも、彼女でも周りで見てた人でも、もしお返事がいただけたら嬉しいです…スペース感謝です!↓ )
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