睡蓮 2019-06-07 22:39:40 ID:2a5b1c7e4 |
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【…俺は迷惑、かけちまったんだろう?
責任を持って、手助けくらいさせてくれ!】
【伊達政宗】は、手を合わせて梓に頭を下げる。
「顔を上げろ、政宗公よ。
妾たちの手助けをしてくれるのかえ?」
【嗚呼、出来ることなら何でもするさ】
「ふむぅ…そうじゃのう。ならば…妾にお主が
腰に提げている刀をくれんか?」
梓は閉ざした扇子で刀を指す。
【これか?こんな斬れない刀でいいなら…】
【伊達政宗】は白鞘の刀を差し出す。
「ふむ、ありがとう。
して…妾たちの旅に着いてくる気は無いかえ?」
【あんたらの…旅に?是非!
着いていかせてくれ!】
【伊達政宗】は、瞳を輝かせる。
霊体であるだなんて思えない程元気だ。
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