魔法の言葉 / 〆

(/わかります、セカオワのPPGなんてまさにそうですし。いえいえ、了解致しました！長さはわりとムラがあるかと思いますのでご了承ください！)

(今日は保健委員会の集まりや仕事はない。しかし、足は保健室へと向かっていて。目的は先生に会うため。放課後だからと沢山の生徒とすれ違いながら歩みを進める。元々は一年のときに体育祭の練習での怪我で訪れたのがきっかけだったが、そこで先生の優しさに触れてからすっかり通うようになった。あれからもう一年以上、毎日保健室に通う日々が続いている。先生と生徒なんて釣り合うわけがない。何なら性別が同じという点からして、恋愛対象にすらならないかもしれない。それがわかっていてもなお会いたいと思うのは自分が好意を抱いていることに気付いてほしいから。自分だけで恋心を留めているのが辛いからだ。やがて保健室へと着けば、扉の前で深呼吸したのち二回扉をノックして)先生、いますか？