*.+゚ 2019-06-02 00:01:43 |
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『
……伝えたいことがたくさんあるのだけど、まずは。最高の誕生日プレゼントをありがとう、周。ライブをプレゼントされたのなんて生まれて初めてだ、あの子と何かしようとしてたのは知っていたけど、まさかこんなに粋な企みだとは思わなかった。本当に嬉しくて、嬉しいんだけど、……なんだか感慨深くて。きみは相棒で彼女はプロデューサー、それは2年の頃からそうだったし、そのときからそうやって接するようにはしてたけど、立派に成長した今でもやっぱりきみたちは俺のかわいい青虫ちゃんだからさ。俺の誕生日の時期も悪いんだろうけど、卒業シーズンにこのサプライズはちょっとこみあげてくるものがあって。本当にありがとうね。明日二人まとめてハグするから覚悟しておいて。
二人で桜を見に行ったこと、きみの中でも大切な思い出になってるのも嬉しかった。あのあと皇帝サマに連絡入れて、遠回しに環境保全オツカレサマって笑われた過去の俺も報われるよ。……なんか今になって腹立ってきたな、考えるのやめよう。
それじゃあ、こっちまだかかりそうだから先に寝てて……え、デザート? ……ふふ、そっか。じゃあ一緒に食べて共犯になろう。できるだけ早く帰るよ、待ってて。それじゃあ。
』
(星の冴える寒空の下で鼻を赤くしながら、伏し目がちに入れた一本の電話。)
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