( 日輪が目蓋を透過して色を付けた / ぱち、ぱちり / 並んで寝転んで、尚余裕があるベッドの空白を密着する身体が更に広げ / 冷たくてあたたかい片割れに目覚めを伝えようと、腹を守る細い腕をそっとなぞり / 「ねえ、なにが食べたい?」 / おはようの四文字を疑問符に圧縮し、代わりの音を付け足して )