( いつしか開く扉の音を聞くと心と顔が和らぐようになっていた / こんもりとした膨らみから体を起こし、ここにいるよと手を振って / 終着点はこちら、受け止める代わりに飛び込むのはお任せしてしまおう / 「おかえりアゲハ、お疲れ様。遅くまで頑張ったね」 / 腕を広げて待ちながら / きっと収まる君の体をどれくらいの力で抱き締めよう )