PF >2386 雪月花_と。こんなパッとしない男を花に擬えるのは些か引け目を感じるが梅芳の名に免じて何卒。( 夜空に寝そべる三日月とアスファルトを覆う雪に年甲斐も無く浮かれた足取りで新年の初入室を果たしては、誰に聞かせるでもない呟きを零しながら暖房を点けソファに座り。虎模様の焼き目が付いたどら焼きの箱をテーブル中央に置けば『皆さん今年もよろしく。梅芳』と書いた紙を添え )