狩人 2019-05-27 02:32:52 |
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( 飄々とした、まるで玩弄する様な態度に頭に血が上る。───絶対に見付け出してやろう。そう意気込んだものの弾の数は僅か。ホルスターにしまい込んだもうひとりの相棒は既に弾切れで、追加の弾倉も無い。手探りで確認をしながら大きな溜息をひとつ、更にタイミングが悪いと悪態をぽつり。「 ──と言っても、此処で引き下がる訳にもいかないし。 」諦めてグリップを握ったまま、ある建物の方へと歩みを進めていく。幾ら吸血鬼とはいえ、聴覚には限界があるだろう。先程の呟きを聞いていたと言うのなら、程近くには潜んでいる筈。そして声が聞こえた方向、となればこの辺りだろうか。寂れた建物の角を曲がった先に見えた銀。「 ───ッ、 」一瞬だけ、息の詰まる様な感覚。別に驚いた訳ではない。数歩後ろへと距離を取り、口を一文字に結ぶと銃口を相手へと向ける。蟀谷を一筋の汗が滑り落ち、顎を伝って地面へと吸い込まれていった。 )
────…見付けましたよ、吸血鬼。
(/pf有難う御座います!イメーシ通りの吸血鬼さんで、これからの展開が楽しみです…!一応初対面の体でお話させて頂きましたが如何でしょうか?)
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