気の向くままに。【人数制限/3L/ほのぼの】

>ノーチェ

なら、別に……(馴れ合わなくてもこの店は回っていく、その風景を自分はこうしてずっと見てきたからこそこんなに捻くれてしまったのだろうか。どうしても素直に甘える気にはなれないのだ。人と触れ合うことは怖い。心を許したくないのは、勝手な思いに過ぎないが。｢ノーチェも綺麗。私素直じゃないし、甘えるの苦手で慣れないし……｣弱音を吐いてしまったのはきっと、相手が優しいから。冷たい物言いをしてしまうのも、もしかしたらこうして自分にまで構ってくれる相手に無意識のうちに甘えているだけかもしれない。ちらり、顔色を窺うように振り返って)

>エリー

……そんな難しく考えなくていい、と思う。( ああ、この子はきっと怯えている。人とのふれあいに対して恐怖を抱いているのかと、そう感じた。心を許さなくても歩み寄ることはできるし、触れ合うことだってできる。それが無理なのは多分不器用なんだろう。根がとても真面目ないい子なんだなと思って。「無理はしないで、ちょっとでもいい、一歩でもいいから歩んでみて。それでもダメだったら、私がついていくから。」ふ、と微笑んで。ハッと気がつくと少し顔を赤く染め、「えっと、そ、そういえば最近暑いよね。」と下手に話を切り替えようとして )

>ノーチェ

……わかった、有り難う。ノーチェがいれば、なんか大丈夫な気がする。(触れ合いが、馴れ合うことが苦手なのは此処の猫としてどうなのか。それは心の中にある一種の疑問のひとつであり。不器用なのはわかっている、だからこそ下手に動くと悪い方向へと話が進んでしまうのだ。でも、その不安が相手の言葉ひとつで大丈夫かもしれないと思うのだから、本当に単純な思考をしている、と自分でも笑えてしまう程。｢そうね、確かに凄く暑い。私たちも気をつけなきゃ｣己だけでなく照れたように話題を切り替えようとする相手もきっと少しは不器用なんだ、とそう思えば自然と笑みが零れ。これだから相手は好かれるのだ、とどこか納得しつつ、切り替わった話題に合わせて)

>エリー

うん、良かった。( 素直に肯定してくれた相手に嬉しそうにして。感謝の言葉と向けられた信頼は少し照れくさいが、これで彼女とお客や仲間たちとの仲も深まればいいなと思い。まあ、自分もいうほど仲がいいわけではないのだが、それはそれと考えて。今更だが、呆れるほどわかりやすい話の変え方だったのだがよく相手は乗ってくれたものだと、ホッと安心して。「……人間より毛皮がある分私たちの方が暑い、のかな？」ふと疑問に思ったことを口に出して )

支援

主様はいらっしゃいますか？

>ノーチェ

まぁ…ちょっとずつ、ね。(次回の開店から客に話しかけるべきである、と考えれば少し恥ずかしそうに髪を弄って。最初から上手く対応できるわけはないだろうとはわかっているが、彼女がいてくれたらちょっとは気が紛れるだろうと考えており。客と仲良くなりたいという気持ちがまったくないわけではないが、一人だとさすがに心細い。｢今なんかはあんまり変わらないだろうけど…毛皮は邪魔かもね｣人間でも当然暑いことに変わりはないだろう。しかし猫や犬はもっと暑い。コンクリートの上を歩くときなんか本当に酷だ。この夏はいつもよりひどそうだから気をつけないと、と考えて)

>エリー

うん、少しずつで。( 髪を弄る少しシャイなこの猫にはきっと私が付いていないとしばらくはあのままだろう。いつかそう遠くない未来では一人でいけるようになる、それまでは一緒にいなければと考えて。「確かに今ならマシだね。外出るときはこの姿がいいかな。」この姿になれずに外を歩く猫や犬はとても哀れに思える、長毛種なんか特に。窓からこちらに見える分にも暑い。テレビとかいう箱の中で水分補給が大事だと言っていた気がする。新入りにも教えてやらないと、とやることリストに追加して )

>ノーチェ

でも、急に愛嬌振り撒いたら変じゃない？(最近までほとんど常連としか関わらなかった猫が他の客に会いにいくのは違和感があるかもしれない。彼女とすら開店中とは一緒にいないのだ。大丈夫だろうか、と思ってしまうのはどうしようもなく。｢そうだね。尻尾と耳しまっておけば人間と変わらないだろうし｣外に出るときは猫の姿でいるよりもこの姿でいる方が楽だ。冬は逆に、寒いから毛皮があった方が良いのだが。とはいえ、この店から外に出かけることはほとんどない。店にいるようになってからは大抵部屋の中で過ごしていて。こくりと頷けば久しぶりに外出でもしたいと思って)

>エリー

みんなエリーのこと気になってたみたいだから大丈夫。( 常連さんだけでなくお客はみんなちらほらとエリーのほうを見ていた、あの様子だと近づいていくだけで歓迎してくれるだろう。私とは仲良くなったんだと思わせればいい。実際仲良くなったんだから。そう言うと耳と尻尾をしまって。「私散歩に行くけど、エリーはどうする？」猫の姿で出入りすることはほとんどない、車に轢かれる危険性もあるし縄張り争いに巻き込まれるかもしれないからだ。しかし人間の姿なら話は別なので、よく外に出ている。店の中だけではあまりに窮屈に感じる、だから時々気晴らしに行くわけで )

>ノーチェ

そう、かな。(皆が歓迎してくれることは嬉しいが、しかし本当は。後ろ向きに考えてしまう心は久しぶりのお出掛けの提案によっていくらか弱まり。｢行きたい。一人だと嫌だけど、一緒なら良いかなって｣彼女と同じように耳と尻尾をしまうと、肯定の意を示して。一人だとまた変な風に考えてしまいそうだし、何より寂しいから。一人でいるのが気楽だというのは本当で、でも放っておかれるのは嫌だ。そんな不安定な気持ちは理解されないが、彼女にならさらけ出しても良いのかもしれないとそう思って)

>エリー

そっか、嬉しい。じゃあどこ行く？
( クスッと微笑すると、行きたいところはないかと問いかけ。一人で行くのもいいがたまには二人も悪くない、相手の気晴らしに少しでもなればいいと考え。自分も少し久しぶりの外出、簡単に行きたいところが思い浮かぶわけでもなく相手の希望があれば合わせようと思い、カランカランと鳴るドアを開けて )

( 遅くなり申し訳ありません……！ )