匿名さん 2019-05-17 01:14:06 |
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( ジュースでも買ってこようかとでてきたゲームセンター。この運の悪さは一体なんなのだろう。時間にすれば数時間前自分が殴られた相手が目の前に居る。ニヤニヤと笑って此方へと近づいてくる。)丁度良かった。俺もちょーっと用あったんだよ、相手してよ、ね。センパイ。(にっこりと笑みを浮かべて先輩方とともに薄暗い路地裏へと入る。路地裏へ入るや否やすぐさま顔面を思い切り殴られる。あ、これ、デジャブ。なんて呑気なことを考えては此方も腸が煮えくり返っているのでやられっぱなしではいられない。相手のまっさらな顔面を思い切り殴ってやれば簡単に相手は吹き飛んだ。しかし相手は四人、流石に勝てる見込みはないな、なんて思いながら喧嘩をしていれば地面に柔らかな感覚。パッと下を見てみれば先程までニヤニヤと自分をみて笑みを浮かべていたうちの一人が倒れていた。「ヒーロー参上!」聞き慣れた馬鹿っぽい声に振り向くと、友人の内の1人がそこにいて。そういや自分も不良出身だったなあなんてしみじみと思う。調子に乗んなと叫んだ先輩がどこからか持ってきた鉄の棒のようなものを自分に向かって振り下ろすのを右腕で受け止めては相手を思い切り蹴り飛ばす。 )
( そこからはもう泥試合のようなものだった。スタミナ勝ちと言ったところだろうか。大量の血を頭から顔から流しながら何とか生還し、路地を出る。「腹減ったー!」隣で喧嘩後とは思えない言葉を発する友人に溜息をつきながら。 )
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