梔 2019-05-10 21:27:49 |
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>>榊
失礼します。(彼はどこまでも人を思いやるこものできる美しい心を持つ人だ。今の向かいに座るよう促された視線にも柔らかな優しさと気遣いが滲んでいる…それを感じ、心の端が温かくなるのをのんびりと楽しみたいがそうもいかない。一言だけ上記を告げると向かいに腰を据え、話の続きを口に。「今のところ、ヤマトに対して大蛇からの大々的な敵意、そのような動きは確認できません。しかし、今回の件で間違いなくマークがつくでしょう。幹部や席のある、世間的に顔の割れた者達には2人以上で行動させた方が良いかと。」先ずは相手から問われた通りヤマトの組織に対しての大蛇の動き。自分が口を出さずとも彼が的確な判断をしてくれると信じているが、今回はまだ無茶をして欲しくないという気持ちの方が強く。「また、大蛇の最近の目立った動きの中で気になることが資金源についてです。最近矢鱈と羽振りが良い闇カジノが大蛇と直接繋がっているらしく、薬や人身売買にも手を出し始めているようです。」次いで大蛇の動きについての情報、そして最後に「最後に…これは、一番情報として審議の問われる代物ですが、自分としてはこれを一番あなたに伝えるべきかと。」と一言クッションを挟む。この情報を伝えて彼がどんな反応をするのか、実を言うと自分には分からない…ただ、決していい結果にはならないだろう。だけど自分は伝えなければならない。「…大蛇は恐らく、貴方のことを知っており、さらに知りたいとサーチしているのだと思います。赤髪の男をけしかけたのもそうでしょう。理由は分かりませんが、奴らは貴方という個人を調べつくそうとしているのだと危惧されます。」茉莉花の集めた断片的な情報を掻き集め、足りない空欄を兄弟の街ある情報で補えば虫食いだらけのシルエットが導いたのは、彼を、榊誠をヤマトの棟梁としてではなく、一個人としてのターゲットとして扱われているのではないか、という疑問。「…詳しくはヤマトにある情報を確認していただくのが一番かと。」一方的にではあるが、このようにして現在自分の持ち得る情報を全て彼に渡すとじっ、と彼の反応を伺い。)
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