梔 2019-05-10 21:27:49 |
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>>榊
…実は、昨日茉莉花に頼んで男たちの所持していた電子機器その他を押収し、めぼしいものをチェックするよう頼んでおきました。結果、大蛇に関しての情報がいくつか入手出来ました。(いつもの笑みが消えた彼の緩みない眼差しはまっすぐで、ぞくりと背筋を何かが這い上がるような感覚に陥る。しかし、それは恐怖でも、嫌悪でもない何か。そう、美しい芸術に心動かされた時や、自分が先代に初めて会い、そのカリスマ性に圧倒された時のような震え。彼が悩みながら、悔やみながらも選んだ純粋な答えが、復讐の霞が立ち込める眼差しの中でも強く輝くのを捉えるとその美しさに飲み込まれ、言葉を飲み込むも、なんとか喉から経緯を簡単に伝えて彼を客間に招く。先程まで戻されることを嫌がっていたものの、廊下で立ちながら話す内容でもなし、また、もしかすれば誰かが聞いているということも考えられる。襖に手をかけながら「…勿論、どれも全て確実なものとは言い難いのですが、榊さんのお耳に挟む価値はある情報です。」一応彼が客間に入る前に一言添えて少しだけ頭を下げ。)
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