梔 2019-05-10 21:27:49 |
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>>榊
(携帯電話特有の機械的な受信音を3コールない内に出る。いつもは穏やかで有名な下っ端の焦った声から、何か異常事態が発生したのだと直感し、それは簡単に説明される封筒の情報を聞けば当たっていたのだと眉を顰める。急いでアジトへ戻りたいのは当然だが、困ったことに、スラムを出て直ぐに知り合いの質屋を手当たり次第に回っていた所で、少しアジトに帰るには時間がかかりそうだ。その事を下っ端に告げ、中心街の建物の屋根を伝って最短の道をアジトまで駆け戻り。
一方、時を同じくして茉莉花にも電話が入る。相手は勿論ヤマトの幹部達を人質に取ったグループで『俺達がいつまでも尻込みしてるとでも思ったか?考えが甘ちゃんだったな。俺達はもう行動を始める。お前もどちらに着くか早めに決めることだ。』とやや興奮した様子の喋りで一方的に電話を切る。しかし、当の本人の茉莉花はそれに煽られるような真似はせず、一度ヤマトに現存している旧友に連絡を取り、現状を把握すると冷静に向こうのグループの状況を思い出す。相手グループは人数も多く、同じような手法で他の領地を所持しているマフィアや他の武力団体にも脅しをかけている。後後は日本のマフィアとしてヤマトにとって変わろうなどと画策しているグループであり、若さ故の焦りが玉に瑕だが、それを除けばそれなりに大きな規模の武器、人員が揃っている。今自分が相手のグループに流した情報は無いが、多分自分のような情報筋は何人か雇っているはずだろう。そう考えるならば、ヤマトの主戦力くらいは分かっているだろう。そのグループが弟の短剣を盗み出す前に自分が盗み出せたのはいいものの…。兎に角、不味い状況になった。ヤマトには分が悪すぎる。自分はどうすべきか、とあれこれ考えていたが、あの夜の弟と榊…特に榊のあの美しい黒い瞳を思い出すと、答えはもう決まっているようなもの。それからは、梔の短刀を適当なカバンに詰めてヤマトのアジトへと足を向かわせる。歓迎はあまりされないだろうな、と思うと少しだけ足が重くなったが。
彼此はあったものの、アジトへ兄弟が着いたのはほぼ同時。茉莉花を見た梔は嫌な顔をしたが、『今は喧嘩しとる場合ちゃうやろ。はよ行くで。』といつものおちゃらけた様子とは違う雰囲気に充てられると黙って二人揃って榊の待つ執務室の扉をノックして)
(/毎度の事ながら亀更新で申し訳ありません!モブ(茉莉花)が出張ってますが、文が散らかりすぎて鬱陶しい等不備ございましたら御手数ですが、ご指摘お願いします…!また、文章力がないのでだんだん何が描きたいのか自分でも分からなくなってきてしまい…簡単に言うと、今回のロルで
○梔の武器はまだ手元になく、代替品としてナイフ二本を所持。
○茉莉花はヤマト側につくが、短刀はまだ返さない。素早くは動けないが、その場から動かない狙撃手としての武力はまだ持ち合わせている。
という状況になったという感じです…!他に分からないことや、不備等ございましたらお手数ながらお声がけ頂けると嬉しい限りです!特に何もございませんでしたら、蹴って頂いて大丈夫です!)
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