梔 2019-05-10 21:27:49 |
通報 |
>>榊
…うっかりしておりました…。(嗚呼、彼の黒く、艶やかな瞳に追い掛けられることの優越感たるや。半分上の空で言い訳にもならぬ弁明を零しつつ、その円を描く黒い目の淵の煌めきを目に焼き付けている時に彼の先の言葉を脳内再生してふと「…榊さんも医務室へ…?何処か具合がよろしくないのですか?」と気づいたことを口に出し。再び彼に視線を戻して光が宿ったかのようなその瞳と、夜の帳のような睫毛を見やると立て続けの疲労がそこに薄く散りばめられており、彼が身を粉にして直走る姿と自分の不甲斐なさに心が痛くなる。「…実は榊さんにお会いするまでの間に、人質解放の作戦をお聞きしました。…今回の任務にお供できず、申し訳ありません。」彼と医務室へと歩を進めながらそう切り出す。こんな大事な時にこそ彼の右腕として、前線の戦力にはならずともせめて護衛として同行したかったのだが今の体調ではそれも無理だろう。「自分はアジトでのサポートに徹します。…どうか、ご無事で。」思い浮かんだ泣き言を飲み込み、彼が今回も美しき手腕で難なく人質を解放し、無傷で戻って来られるように、と言葉を選んで。)
(/当方の文章構成滅茶苦茶で榊さんや背後様には遠く及びませんが、そのように言っていただけてありがとうございます…!この後の流れについても了解しました!亀更新ですが、何卒よろしくお願いします…!)
トピック検索 |