執事長 2019-05-03 19:58:05 |
通報 |
>テオ
(この屋敷の中でもハロウィンがあり、参加するには幾つか必要な物があるらしい。そしてその用意の為ならば、使い魔が協力してくれる。と、先日不意に届けられた一枚の紙から知らせを受け、イベント事は昔から大好きだった自分は早速贈り物や仮装の材料を、普段からお世話になっている蝙蝠へ身ぶり手振り交え伝え。品物が届けば自分の置かれている現実を一時忘れ、日夜夢中で針を進め準備に取りかかり。──そうして待ちに待った当日。ドレッサーの鏡には、久しぶりに手にした化粧道具にて化けた自分の姿が。黒のアイライナーと肌に馴染む茶系統のペンシルを用いて、実物には到底及ばないものの、顔面や手足へ大胆に筆を走らせた継ぎ接ぎメイクを施し。より雰囲気を醸し出す為に瞼には青のシャドーを、唇はあえて目立たせるべく、深紅のルージュで彩りを添え。身に纏う仮装は、赤や青、黄色に黒と白のドット等。種類も形も材質も異なる生地を一つに縫い合わせ、右は半袖、左は長袖とチグハグに。シルエットはゆったりとしたカラフルなワンピースに袖を通し。モチーフは言わずもがな、彼や赤毛の少女を目指したもので。贈り物も用意済み、準備は万端。と、そこで丁度良く耳馴染みのあるノック音が扉から響けば、にんまりと口角を持ち上げ解錠するべく駆け足で扉との距離を縮め。「ハローテオ。……ふふ、こっちでもその習慣はあるんだ。ハッピーハロウィン!それから、来てくれてありがと」ドアノブをガチャりと回し扉を勢い良く開き。そして相対したのは普段と変わらぬ姿の相手。彼らしいなと瞳を細めれば先手を打たれ、発せられたのは自分達の文化ではお決まりの挨拶。しかし言い慣れていないのだろう、最後に付け加えられた締めの言葉に思わず笑みを溢し。「テオからのイタズラってどんなのか気になるけど、勿論ちゃーんと用意してるよ。ちょっと待ってて、何処かに座っててもいいからさ」紙には必須項目として記されていたプレゼント。相手から受ける悪戯に好奇心が疼かないでも無いが、この日の為に用意した品を渡すべく、楽しげに弾んだ声音にて答えれば、体の向きは扉から再び部屋の中へ。相手に一声掛けた後は、プレゼントを取り出すべく、クローゼットへと歩を進め)
(/此方こそありがとうございます!漸く主様とお時間が合い嬉しいです!そしてテオ様が可愛いと悶えている背後です。返信は遅くなってしまうかもですが、お時間が許します限り宜しくお願い致します。では失礼致します…!/蹴可)
トピック検索 |