執事長 2019-05-03 19:58:05 |
通報 |
>レベッカ
笑顔は、オレよりレベッカに似合うヨ(可愛らしい仕草で向けられた表情に、自分がそんな顔をしているわけがないとゆるりゆるりかぶりを振って。笑うことはそもそもプログラムになく、だからこそ自然にそれを引き出されているのだとしたら、全く貴女には頭が上がらない。そんな擽ったい感情を抱きつつ、その仕草を真似ては笑顔を作って見せて。「ン、此処が屋敷で一番好キ。カラフルで、匂いもイイ」呆れたような笑みを真っ向から受け入れつつ、顎を引くようにこくんと頷く。色気より食い気を代表するような怪物は、いつものぼうっとした様子からは想像もつかないほど、活き活きした様子で深呼吸を一つ。様々な果実の入り混じった、甘酸っぱくて爽やかな香りを肺一杯に吸い込めば、赤い果実へずいっと顔を寄せ「イチゴ!あの黄色いのはナニ?」ばくり、と音を立てて熟れたそれを一飲み。人間の食べ物では空腹を満たせないと解っていても、それが未知の食べ物であるなら口にしなければ済まない様子。続いて指し示された黄色い果物に俊敏な動作で目線を遣れば、早く教えてと言わんばかりに貴女の服の裾を引っ張って。「イッパイある。魔界のフルーツは殆ど食用じゃないケド、オレは喰う」そわそわと黄色の果実を見つめながらも、素直に質問には答える様子。その答えは怪物の持つ食い意地を体現するかのようなもので、何故かやけに誇らしげな様子で自身の胸板を拳にて叩いて)
***************************
(遠く、とても遠いところで。腹が減ったなと思案する時、浮かんできたのはいつも貴女の姿だった。けれど不思議なことに、貴女の笑顔を思い出し、それに腹の虫を鳴らしたことは一度もなかった。貴女を獲物として認識しているのは間違いない、が、あの毒気を抜かれるような純真無垢な笑顔を見ると、獰猛な食欲が幾ばくかは鳴りを潜めるのだ。これは一体何だ。足りない頭でぐるぐるとそんなことばかり考えている間に、随分時間が経ってしまった。コツン、と鋭利なくちばしに頭を突かれ、緩慢な動作でそちらを振り向く。かの使い魔は、まるで主に大切なことを説くかの如く、甲高く短く、一声だけ鳴いた。「……会イタイ。」ぽつり、小さな声で呟いたそれはやけに鮮明で。重たい腰を上げれば、使い魔がしたり顔でバスケットを差し出す。両手で抱えられる程度の大きさの籠の中には、いつぞやの約束の品々。簡潔な謝礼の言葉を残し、大きな怪物は自室を出た。いくら馬鹿でも、貴女の部屋の位置は忘れるわけがない。緊張なんて柄ではなく扉の前に立てば、あのかつての調子で、力加減を誤った強すぎるノックを三回。)
(/嬉しいお言葉有難う御座います、本当にトピ主冥利に尽きます…。別のお子様のご登場、心から楽しみにお待ちしておりますね!これはこれは勘違いを大変失礼致しました…!ご提示して下さった通り、再会の場面から交流をお願い致します。尚、御覧の通り実は既にお返事を作成しておりまして。このまま消すのも勿体無いと思い記載させて頂きましたが、そちらには返信不要でございますので、是非再会の場面から交流させて頂ければと思います!お時間の許す限り、宜しくお願いいたします…!)
トピック検索 |