執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>レベッカ
__そんなヤツ、見たコトナイ。レベッカ、スゴイ(眠そうな目を僅かに瞠り、ばちん、バチンと一つ一つが重厚な拍手を数回。寝惚けて屋敷を彷徨い五体満足でいる事もさながら、夢幻の広さを持つこの場所で自身の部屋を特定出来たのはまさに奇跡としか言いようがない。それは紛れもない事実、惜しみなく驚きと称賛を贈ろう__その偶発性に気を取られるがあまり、貴女が自身の部屋を選んで辿り着いたという事実には気が付かぬまま。「ンン…、入ってる、カモ。ケド大丈夫、オレ頑丈ダカラ」悪戯好きな三人の顔が脳裏に浮かべば、明後日の方向を向いて他人事のように呟く。貴女を心配させまいと、すぐにライトブラウンの瞳に視線を戻し言葉を続けて。貴女がきちんと部屋の中に入ったと確認してから、扉を閉める。大袈裟な程重たな地響きと共に閉まる扉をぼんやり一瞥してから、促されるがまま鈍色のクッションの方へと歩んで行き。そういえば来客用の椅子など洒落たものは無かったと思い出し、貴女の方へたった一つのクッションを寄せれば自身は地べたへドスンと腰を下ろして。ふとバツの悪そうな声音が聞こえれば、座した姿勢のまま首だけで貴女をじっと見遣り「オレの事、気にナル…心配?ナラ平気、オレ強イ。それに、食べられたりシナイ__…、」レベッカみたいに。そう続けようとして尻すぼみになってゆく声、無神経な発言を抑止できた事もまた奇跡に近い。来ては駄目だったか、その問いには言葉を返す事は無く、デキャンタを挟んで隣に置いたクッションをぽんぽんと叩き「……ン」夜空の月へと視線を戻しながら、言葉足らずの答えを返そう)
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます!お気遣い頂き痛み入ります、当方は何の問題もございません!背後様の方こそご無事でしたでしょうか。早速前回の続きよりお返事をさせて頂きました、今宵もお時間の許す限り宜しくお願い致します…!)
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