執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>ティモテ
…何を考えておるのだ、小僧(先ほどから口数が少なく、何度も考え込む様な間を取る貴方を見つめる。眉間に皺を刻みつつ「黒薔薇の屋敷では理屈など通用せぬ。あれこれ考えようが一文の得にもならんぞ」口調こそ突き放す様な厳しさを表しているが、そこに内包されているのはこの屋敷で生き抜く為のコツを教えてやりたい、という老婆心。「__何だ、訊いておらぬのか。此処はそなたの思う幾倍も危険な場所ぞ、何せ怪物がうろついておるのだからな。それも吾ほど高貴な者ばかりでないのだ、中には話の通じぬ輩も居る」怪訝そうな視線がかち合う。まさか本当の意味で新入りだったのか、その段階で半信半疑だが最低限伝えなければならない忠告はしておこう。貴方は決して無礼ではなく、年齢の割に聡い一面を持っている__そう推測したからこそ、狐は珍しく親切心を発揮して)
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