執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>ティモテ
__聴かぬ響きの名だな。吾の事はギンハ"様"と呼べ(九つの尾の内一つの先端を顎に添え、僅かに首を傾げて。貴方が素直に名乗ってくれたからには、自身も名乗る他道はあるまい。それが筋というものだ、と些か高飛車な要求を付け足した自己紹介を。此処はどこなのか、拉致された目的が何なのか、問うてこないという事は矢張り他の怪物から何かしらの説明を受けているのだろう。そう勝手に決め付け、自分からあれこれと親切に話すことはせず。それでも、眼鏡に関する貴方の言葉にはやや心配そうに微かに眉を歪め「…その目では出歩かぬ方が良い。否、視力に拘わらずこの部屋を一人で出るのは勧めん」独りで屋敷を出歩かない事、此処では常識とも言える注意事項を再忠告のつもりで告げておこう)
>ルシアン
嗚呼。…そなたに呼び付けられた御陰で、中断せざるを得なんだ(暖かい衝撃は己の痩躯のみでは完璧に受け止められず、緩衝材として九つの内半数ほどの尻尾を使おう。ふわふわとした毛並みを貴方の背や頭に回して、腕を使わず小さな体を抱き止めながら、態とらしく表情を歪めながら嫌味を一つ吐いて。「喧々と鳴かぬのであれば許可しよう。偶には月ではなく、太陽を肴にするのも一興よ」元より貴方の傍で酒盛りの続きをする心算だった、それに対して難色ではなく寧ろ肯定的な視線を注がれれば、単純な狐は気を良くしながらも、照れ隠しなのか口振りだけは皮肉げで。着物の裾を引き摺りながら貴方の部屋へ立ち入れば、背後の使い魔もそれに続き「__して、吾の今宵の玉座は何処なのだ?」部屋の中央辺りまで進んだところで、貴方の方へ振り返ろう。さっさと腰を落ち着けてしまわないのは、絵描きの構図を意識しているからであり、貴方の返事を待って)
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