執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>ヴァレリオ
("__どうやら貴方のお気に入りは、時計をご所望の様ですよ。"…そんな報告を使い魔より耳打ちされては、思わず「はぁ?」と素っ頓狂な声が漏れた。主人の眉間にぐぐんと皺が寄ったのを見て、使い魔は焦って謝意を表すかの如くキィと一鳴きし。「お気に入りな訳ないだろ、ただ少し味見してやっただけ」ぶつくさと対象の居ない弁明を述べながらも、普段は重い腰を上げては棚の中をゴソゴソと探り。怪物に時はあまり意味を成さない、故に自室に時計の類が無いと解れば舌打ちを。すると先ほどの挽回のつもりか、手助けを申し出る様に使い魔が鳴き声を上げる。鬱陶しそうに其方を見遣れば、長らく開けていない古びた錠付きの箱が。口の中で鍵となるスペルを短く唱えれば、かぱりと音を立ててそれが開く。そしてその中を主人と使い魔は同時に覗き込み、また同時に顔を突き合わせ「__よくやった。」珍しく使い魔の功績を認める意図の発言を残し、吸血鬼は貴方の部屋へと急いだ。扉の前にて襟元を整えれば、左手に握り込んだ何かは背後に隠すようにしながら空いている右手でノックを3度。「ヴァレリオ、早く開けて。3秒以内に開けないと怒るから」傍若無人な物言いは最早悪癖。悪びれる事無く、胸中にて数を数え初めて。もしカウントダウン以内に貴方が扉を開けてくれたのならば、仏頂面を崩さぬまま「欲しい物があるなら俺に直接言いなよ、意気地なし」なんて、憎まれ口を叩こうか)
(/レス頻度については当方もまちまちですので、どうかお気になさらず…!短い時間でもお話させて頂けて嬉しいです、文章の先出し有難うございます。此方こそ、お時間の許す限り宜しくお願い致します…!)
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