執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>レナード
ありがとう。美味しかったよ。 (全貌の見えない屋敷に囚われて数日。どんな状況下にあっても、腹は減るし、眠気は訪れる。そして人は、順応していく生き物だ。与えられた住処は自分には十分過ぎるほど豪奢で、提供される食事も美味。台所に立つだけでブーイングを食らうような自分の料理の腕よりは格段に上である。未知への恐怖も少しずつ和らぎつつある今日この頃。恐らく夕飯らしき食事を運んできた蝙蝠からトレイを受け取って白い皿に行儀よく並んだ品を見下ろす。湯気の立つポトフ、付け合わせのサラダとパン。食前の祈りを捧げた後に、彩りも鮮やかな夕餉を何の警戒もなく腹の内に収め、空になった食器を謝礼と共にそっと手渡して。淡々と仕事をこなす働き者の様子を見守りながら声を掛ける行為は習慣になりつつある「それにしても時間が分からないのは少し困るな―――君たちは時計がなくても困らないのか?なんてな」今のところ返事らしきものが返ってきた試しはないが。返ってくることのない問いかけは独り言と何ら変わりないものの、どうにも人恋しい体が勝手に言葉を紡ぐ。両翼を広げて自由に部屋の外に飛び立って行く後姿を見送ると、寝台に横向きに身を倒して瞳を伏せ。するりと黒衣の右手首の裾口を捲り、もうほとんど消えつつある彼の痕跡を群青の虹彩に映して)……今は、真夜中だろうか。
(/とんでもございません!もしも夢の続きを垣間見る機会が御座いましたら、その時には召し上がってやってください。お優しいお言葉をありがとうございます(私が亀レス故に…)1往復か、2往復くらいになってしまいそうですが是非とも久しぶりにレナード様とお話させて頂ければと。遅ればせながらレスを投下致しましたのでお時間の許す限り、お相手のほどをよろしくお願い致します。)
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