執事長 2019-05-03 19:58:05 |
通報 |
>テオ
なら良いんだけど……。私もテオみたいな子と友達になるのは初めて。ありが──……う、ううん。人間は友達は食べないかな(気にしていないと首振りにて答えられては、そこでこの話題に触れるのは止めにし。自分は少なからず友と認識し始めているが果たして相手は……と返ってきたのは同じ思いで。ほんの少しでも気持ちが通じあえた事に温かな気持ちが胸から全身に広がってゆけば、笑みを咲かせようとし、ピタリと動きが止まる。分かっていたはず。だけど、と表情を曇らせてはぎこちなく首を左右に振って否定するのが精一杯で。当然のように上げられる食すかどうかの選択肢。カニバリズムとの言葉は存在するが、自分は違う。だが相手は、ここの住人は、例え友であったとしても腹が空けば構わず食らうのだろうか。それを知るのは少し恐ろしくて、瞳を反らしてはそれ以上問いはせず口をつぐみ。「だと良いんだけど……って早いね。窓かドア開けた方がいいかな?」贈り物を相手も喜ぶと後押ししてくれればそうなる事を願い。指を鳴らせば瞬く間に、あの主に対し慇懃無礼な態度はどこへやら、いつぞや聞いた事のある羽ばたきが瞬く間に鼓膜に届き。はてどこから来るのだろうかと室内を見渡しては、どちらかを此方から開けた方がいいのかと問いかけ。「ありがと、じゃあ右手にお願いね」ミサンガについて快く引き受けてくれたならば、付けてもらいたい箇所を、服の袖を捲り自分の右手首を晒しては、手のひらは上向きにして差し出す。そのまま相手が結んでくれるならば、その間は瞳を閉じ心の中で願いを思い描く事だろう)
トピック検索 |