執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>ルシアン
うげ…それはそれで恥ずかしいからあたしはパスで(名残惜しそうな視線を向けられては悪い気はせず、貴方が喜んでくれるのであればこの聞かん坊の尻尾の事も好きになれそうだ。ぼんやり思案していれば、まさかお揃いに従兄が加わる話になるとは思わず。無論彼の事を嫌っているわけではない、此れは只の羞恥心。普段素直になれないからこそ、従兄と同じものをお揃いと豪語し身に着けるなんてハードルが高すぎる。耳をペタンと前に倒せば、顔の前でぱたぱたと手を振って。「ん。でもあんまり無茶しちゃダメだからね、難しそうならあたしも手伝うから」張り切って麦わら帽子を作ってくれる貴方、その出鼻を挫くのは些か気が引けるが、果たして貴方のお眼鏡に適うリボンが見つかるかどうかは定かではない。ともすれば性悪な怪物に分の悪い取引を持ち掛けられてしまうこともあるかもしれない、それは自身も従兄も望まぬことで。「……あんたって愛される天才なのね…。ともかく、あいつが空腹じゃなくて良かったわ」目を瞠って口は半開き、まさにぽかんと表現するのが適切な呆けた表情のままうわ言のように呟く。九尾は確かに幼い人間に甘いが、プライドが高いため自慢の尻尾を気安く触らせたりはしない。けれど貴方の口振りではその毛並みを味わったのだろう、それは極めて稀有な出来事。いくら九尾に気に入られたとはいえ、彼が食事として少年少女を嗜好するのもまた事実で、複雑そうに苦笑いを浮かべて。「でしょでしょ、ホラ早く行こ!」此処は自身にとってもお気に入りの場所で、だからこそ貴方から良い反応が得られればしたり顔で胸を張る。今日果樹園を訪れた最たる目的である大好物のフルーツ、それを話題に挙げられれば貴方を半ば引っ張るようにしてずんずんと果樹園に入り込んで。まるで熱帯雨林を彷彿とさせる生い茂る木々の間を潜り抜け、少し開けた場所に小さな澄んだ泉が現れて。その畔に聳え立つのは、在り得ないほどくねくねとひん曲がった藍色の樹、その遥か上部に鮮やかな水色の四角い果実がいくつも生っていて「あれがあたしとジェイドの大好物!ティティエットっていうのよ」30mほどあるだろうか、そのほぼ先端に集結するようにして生っている実を指差しながら説明を。ぺろり、舌なめずりをしながらその場で屈伸やストレッチ等、準備運動をし始めて)
(/ご丁寧にご挨拶有難うございます…!此方こそとても楽しいお時間でした、尻尾を眺めるルシアン君の描写が丁寧で逐一愛らしくて、とても癒されました!またお時間が合いましたら是非是非いつでもお越し下さいませ!それでは早起き頑張ってください、どうか素敵な夢を…!)
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