執事長 2019-05-03 19:58:05 |
通報 |
>ハイネ様
!(命の危機なんて今まであるはずもなかった。死が直面してる恐怖だからこそ、感じられる自由。好奇心が擽られないはずがない。然し、死ぬかもしれないけれど我慢ができない好奇心を、にこやかにばっさりと死ぬかもしれないんじゃない、死ぬんだと切り捨てられれば、どんな馬鹿でも目が覚めよう。「わたしが、生きていけるとは、思わないの?」忠告をしたのではない、ただこの屋敷の事実を述べたであろう、相手の言葉にほんの一瞬の絶望と微かな希望を求める言葉を述べてしまうのは、自分に興味がない、はずがないという根拠のない自信さから。どうか、生きていけなくもない、と微かな希望を残していって。そんな視線を無意識に向けて。目の前にたち恭しく手を取るその手も、手の甲に落とされる口付けもとても冷たいものであれば、恐怖か驚きか、小さく肩を震わせたかと思えば、カチンと数秒固まってしまい。数秒後、かあっと頬を紅く染めたかと思えば勢いよく手を振り払うように、相手の手をはねのけ反対の手でその手をかばいながら、思わず椅子の上で丸まり「姫もいらない!こ、こういうのもいらない!!」慣れてない。その言葉がぴったり合うような、尚且つ相手の予想通りとでも言えようか、猫が毛を逆立てるように声をあげれば「リアでいい!わたしもハイネって呼ぶから!いいね!?」追撃されてたまるかと言わんばかりの勢いで、瞳をぐるぐる回しなにも考えられないままに言葉を紡いで)
トピック検索 |