執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>レベッカ
オレに、食べられテモ、イイノ…?(ともすれば二人の間に修復不可能な亀裂を刻みかねない言葉だったが、そうなってほしくないという願いが通じたのだろうか。貴女の口から零れ出た言葉に、眠そうな双眸はゆっくりと見開かれてゆく。貴女は、誰かに食べられてしまうのは絶対に嫌だと思っていた。だからこそ、こうして友達のような関係でいられるならば自身に捕食されるのも致し方ない、そんな口ぶりには驚きを隠せず。ミサンガについて同じく驚きの反応を向けられれば、さも不思議そうにガクンと首を傾げて「ソレ以外、オレ何もナイ」貴女の頬を包んでいた手のひらをゆったりと引っ込めながら、全ての指を滑らかに動かして見せる。手首を彩るミサンガ以外に、指輪や装飾品の類は一切見受けられず、言葉でも示しながらミサンガへ視線を落とす。じゃれるように髪に触れた体温には、動物の様に心地よさげに目を細め、望み通り与えられた賞賛の言葉に満足そうに“ン、”と呟いて。見ず知らずの何者かならともかく、よく見知った貴女に触れられることは不快ではなく、それは自身の中で重要なパーツである首筋とて同じこと。ただの大袈裟な脊髄反射のせいで貴女の表情を曇らせてしまった、その落ち度を取り戻そうと「ダイジョウブ、」少し間延びした、のんびりとした穏やかな声音を紡ぐ。貴女が気に病むことは何もないのだと、この声で伝わればいいのだが。差し出された左手に、そっと自身の左手を添える。赤みを帯びた痛々しさに、胸の奥の触れられない部分が鈍く痛むような気がして「痛いノ、ゴメン。オレ、痛いノ嫌イ。ダカラ、もっとゴメン」倫理観の緩い怪物から紡がれたとは思えない、共感能力を感じさせる言葉は非常に珍しく。自分にとって嫌なこと、それと同じ思いを貴女に味わわせてしまったことを真摯に詫びながら、右手に握りこんでいた鮮やかな青色の一本の蔓のような薬草を貴女の左手首へとゆっくり巻き付けて「コレ、魔界ノ薬草。今日眠るマデ、外さナイデ。オレもケガした時よく巻イテタ、多分レベッカにも効くハズ」どこかツンとする匂いは湿布のそれに似ているが、それほどきつくはなくむしろ爽やかささえ含んでいて。ラメでも入っているかのように角度によってキラキラと淡く輝く青い薬草は、間違いなく人間界にはない物。ゆえにそれが人間に効力を及ぼす保証はなく、半ばおまじない紛いの応急処置だが、それでもただ放っておくよりはマシな筈。薬草を巻き終わった貴女の手首、その甲を労わるように一度だけなぞっては手を引っ込めて)
(/こんにちわ、お越し下さり有難うございます!此方は久方振りの嵐でかなり冷え込んでおります、背後様も室温の調節等お気を付けくださいませ…!前回の続きからとのこと承知いたしました、既にお返事を作成済みですので早速お返しさせて頂きます。本日もお時間の許す限り、お相手宜しくお願い致します…!)
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