執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>アリソン
そうね、例えば貴女がされて嬉しいことをしてあげるのはどうかしら。きっと喜ぶわ、彼女なら(実際の性別はともかく、人魚の基本的な感性は女性に限りなく近い。だからこそ、女性である貴女が贈られて嬉しいものならば、きっと難色を示すことは無いだろう。完璧なものよりも、貴女が人魚の為に考えて選ぶことが大事なのだ、と諭すように目尻を細めて。生菓子は足が早い、それは初耳の概念。そもそも人間界の菓子に触れる機会はあまり無く、また一つ新たな知識が増えたことにこのお茶会の意味を見出して。礼を言われるほどのことはしていない、故にゆるりと微笑みだけを変えそう。カップを手に取り、そっと目を閉じて香りを楽しむ。甘く、それでいて上品で、豪奢過ぎない自然さすら漂わせるそれに思わず「…とても良い香り」心からの感想には、感動に似た何かが宿っていて。惚れ込んだものにはとことん一途、だからこそベルガモットだけを偏愛し続けてきた。しかしこうして別のフレーバーを試してみるのも悪くない、そう思えるのは貴女が手間暇かけてくれたからだろうか。こくん、と一口嚥下すれば「ふふ、美味しい」無論、人間の飲み物の味なんて分かりはしない。それでも、この多幸感を美味と呼ぶことに、誰も異議は唱えられないだろう。身体の奥にある凝りが解け、じんわりと溶かされていくような感覚に、自覚できるほどゆったりと表情が緩んで)
(/今晩わ、ご来館有難うございます!お気になさらず、早速お返事させて頂きました。毎度お気遣い痛み入ります、お時間の許す限りお相手宜しくお願い致します。)
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