執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>テオ
あー、うん、同じだけど……ちょっと違うの!嫌って言うか、ちょっと恥ずかしかった。普通は誰かに触らせたりしない場所だしさ(心との単語から哲学的な話に発展しては、うっと言葉を詰まらせ。相手の言い分も合っている部分もあるのだが、感情や相手によっても左右される不確かな女心。それを的確に説明する術を自分は持っておらず、曖昧な言葉で言い逃げ。持ち上げられる行為自体は、例えば赤子をあやすように高い高いと抱えられたり、お姫様だっこのような状況だったら話はまた違ったかもしれないが、発言や持ち方にも今回は問題があり。漸く腰がベッドに落ち着けば、ほっと息を吐き。右手を付き重心を後方に傾け、楽な体勢をとり。覗き込まれれば視線を交わらせつつ、近くにある相手の頭に左手を伸ばしポン、と手を置き「そんなんじゃモテないよ、テオ」と照れ隠しなのか、そんな言葉をぼやいてから左手を下ろし。「──ふふ、いいよ。出来るかは分かんないけど、もし近くに咲けたら私だってちゃんと気付いてね?」もし咲くなら窓辺に、なんてそれが自分の人生の終わりを表す言葉で無いなら可愛らしいお願いに聞こえなくもなく。気が抜けてしまえば小さく笑いつつ了承し、此方からもお願いをしようか。数ある薔薇の見分けがつくとは思えないが、それはそれで構わない。ただ自分と過ごした記憶を、忘れっぽい彼には少しでもいいから覚えていて欲しいと、そんな些細な願いを込め。「クィ……イェ……?初めて聞く名前。どんな味や見た目なの?私は、やっぱり苺かな。前にも見たと思うけど、スプーンの先くらいの小さくて赤い、柔らかい実でね、そのまま食べると甘酸っぱくて美味しいし、ふわふわの生クリームたっぷりのショートケーキとの相性も抜群でとっても美味しいんだよ」示された果物はまったく初耳のもの。想像がつかず、それだけでは探すのは難しそうだとさらなる情報を求めるように、後ろに掛けていた体を前のめりにさせつつ言葉を重ね。弾むような声音に果物が本当に好きなのだなと、胸をほっこりさせつつ自分の好みを語る。以前果樹園で見たかもしれないが今一度、その見た目や味を身ぶり手振り交え表現し。一口齧れば瑞々しくも砂糖とはまた違う自然な甘味、そこから派生し代表的なスイーツの幸せな記憶が蘇っては表情を綻ばせ)
(/此方こそ昨日も来たと言うのに、優しいお言葉をありがとうございます!かしこまりました。では宜しくお願い致します…!/蹴り推奨)
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