執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>レベッカ
――。女も男も、レベッカもオレも、心アル。オンナジ、心(女心、また辞書にない単語を耳にすれば思案に耽るように黙りこくる。性別による価値観の違い、人間と怪物のそもそもの差異、どんなに足掻いても埋められないそれらがあっても尚、嬉しいことは嬉しい、悲しいことは悲しいと感じられるのであれば、心は同一なのではないか。その胸中を表現するには些か言葉足らずだが、女心という難解な概念には困ったように眉を下げて「女心は、持ち上げられるのイヤ?」貴女にしては珍しい語気の荒さに、そんなに不快だったのかと漸く悟る。ゆっくりと腕を下げれば、そのまま貴女をベッドの淵へと座らせ、そっと手を引っ込めて。猫が水を嫌がるように、女性は持ち上げられるのが嫌なのだろうか。そういう本能だとすれば悪い事をした、そんな反省を如実に語る申し訳なさそうな視線で貴女の瞳を覗き込もう。「ソウ。ソノ時は、オレの部屋の窓辺に咲イテ」それは紛れもない事実、貴女が人間である以上死後に黒薔薇へ姿を変えることは確定している。だからこそ余計な感傷を挟むことなく素直に肯定、そして自分勝手な願いを添えて。どの花も咲く場所は選べない、分かっていてもそうなればいいと願う望みは途方もなくて。「ン。クィンラとイェムシスが好キ。レベッカは何が好キ?」並べた果実の名は、聞き覚えがなくて当然のもの。魔の世界にしか存在しないそれら、使い魔に種を運ばせてこの屋敷で栽培するくらいには好物のようで。ふと気になるのは、人間界にはどのようなフルーツがあるのか、そして貴女がそのどれを好むのか。食に対する好奇心は人一倍強く、僅かに弾むような声音で問いかけ)
(/こんにちは、ご来館有難うございます!早速お返事させて頂きました、お気遣いのお言葉痛み入ります…!是非お時間の許す限りお話していって頂ければと思います、本日もよろしくお願い致します…!)
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