執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>アリソン
アタシとアンタじゃ食べるモノが違うんだから、劣るも勝るもないわよン。素敵な特技持ってるじゃない、安心したわ(肩を竦めれば浅い振れ幅で首を左右へ小刻みに揺らす。貴女が冒頭に添えた言葉に対して、勝負をしているわけでもないのに、と。そもそも自信家な怪物は謙遜という概念を理解せず、ゆえにあっけらかんと賛辞を贈る。安心、だなんて保護者のような言い方だが、感覚的には手のかかる余所の子の面倒を見ているそれに近くて。「…大した肝だわ。オーケー、行きましょう」対価が未明の状態でも払うと言い切った言葉尻と、一切の躊躇いを見せない真っ直ぐな視線には思わずにやりと口角が上がってしまう。見かけよりずっと頼もしい子なのだろうが、その無鉄砲さが怖くもある。けれどその忠告は吸血鬼の彼女の役目だろう、つべこべ言わずに踵を返せば、ついて来いと示すようにずんずんと廊下を進んで。歩くこと十数分、入り組んだ廊下や幾つもの扉を潜り、複雑すぎる経路に到底帰り道は分からない。あの高いヒールでは、目的地に辿り着くことさえも困難だっただろう。やがて現れた大きく豪奢なガラス戸を開けば、一陣の風が吹き抜ける。「――良い夜風。さァほらバニーちゃん、お待ちかねの薔薇園よン」心地良さに目を細め、すうっと澄んだ外気を吸い込めば、くるりと貴女に向き直る。さしずめ何かをお披露目するかのように両手を広げれば、その奥には色とりどりの薔薇が満開に咲き誇るローズガーデン。風土の管理も魔法でされているのだろう、気候に左右されることなく悠々と花開く薔薇達からは、濃厚な香りがふんだんに放たれていて)
(/今晩わ、お昼間もお相手頂き有難うございました!お気遣いのお言葉も痛み入ります、もし最近お姿が見えていない常連様がいらっしゃった場合は、優先度の関係で一旦回収させて頂くかもしれませんが、それでもよろしければお相手させて頂きます!一先ずお返事だけは置いておきますね…!)
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