執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>ギンハ
うん!だって僕と約束してくれたもの。本当に恐ろしいものは飢えと貧しささ!心を黒くしちゃう。その点、貴方はそれに無縁でしょう?(独白のような言葉に首を傾げ、うーんと考え込むように視線を天井へ逃し、精一杯自分なりの言葉で恐ろしいものが何かを伝える。要は価値観の違い。姿形は違えど言葉の通じる優しいケモノを知っている。にぱっ、と幼げな笑みを浮かべ、恐ろしくないと言い切って。逸らされた顎によって首のラインが綺麗に浮き出ている。扇の形に開かれた尻尾は優美で神秘的、瞳は振り子のように揺れる動きを追って忙しない。「めーび?言葉が難しくて分かんないけど、とにかく凄いってこと?この屋敷では黒い薔薇をよく見かけるけど、黒い薔薇なんて僕初めて見たよ!」時折混じる知らない単語に頭を悩ませ、文章の前後の意味から予測された意味を当てずっぽう、無知なりに知識欲を刺激され正誤を問うように見詰める。その後に続けられた単語に、以前より抱えていた感想を述べて。彼なりの気遣いの言葉に、しょんぼりと落とされていた肩は跳ね上がり、期待にヴァイオレットが輝く。許可を得てしまえばこちらのもの、遠慮のカケラもなく大層親しげな様子で彼の白い上品な手を握れば、くいっと大して強くない力で引っ張り室内へ誘導を。「わーい!いーっぱいお話しよう!あ、僕はルシアンって言うんだ。貴方は?」喜びの気持ちを素直に示し、今更ながらの自己紹介を行って。その間にも、彼へ勧める座椅子付近に落ちていた紙を纏め近くの机の上に置き。どうぞ、と促すように彼の近くへ座椅子を持ってきて。「え?」不意に耳についた単語に弾かれるように顔を上げ、今し方物騒な言葉を発したとは思えない麗しい顔を凝視する。どう答えれば良いのか、乾いた咽喉を潤すように唾液を飲み込む。「…僕、この屋敷のことはなんとなく知ってる。だから、どんな目で見られてるかっていうのも理解はしてるつもり。でもジェイドとは……へへ、やっぱ何でもなーい。獲物に見えるならそれでいいよ。だって"ジェイドのもの"には変わりないもの」最早化物についても、自身が食料として此処へ招かれた事実も知らぬふり出来るほど無知ではなく、薄情でもない。それを踏まえて彼とは違う、と断言出来る。一から説明するにしてもきっと理解の範疇を超えた仲であるし、2人の秘密を喋ってしまうのは勿体ない。満たされた幸福感が笑みとして口元を飾り、人差し指を唇へあて内緒のポーズを)
(/お返事有難う御座います!お時間許す限り、本日も宜しくお願いします。礼)
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